アコースティックギター ~ ミュージシャンの裏側
プロの音楽家として、私も人並み以上にさまざまな楽器を演奏できますが、中でも愛してやまない楽器が、アコースティックギターです。
アコースティックギターから奏でられる音にはぬくもりがあり、どこか人の心の郷愁をかき立てるファクターがあります。
きっかけは、中学生のころ、エリッククラプトンの「アンプラグド」を聴いたことでした。
あの時の心が震えるような感動は、今でも鮮明に記憶しており、忘れることができません。以来、私はすっかりギターのとりこになりました。
最初はFのコードもまともに弾けなかったのですが、寝食を忘れて練習に明け暮れました。
時がたち、自分専用のアコースティックギターを手にした時は、本当にうれしかったです。
アコースティックギターはマイスターたちがひとつひとつ手作業で作り上げた芸術作品とも言えます。
また、生木の鼓動が確かに息づいていて、私にとっては一種の生き物にさえ感じられます。
そのため、湿度管理をはじめメンテナンスも決して簡単なものではありませんが、そのメンテナンスさえ楽しく、楽器への愛情が高まる瞬間でもあります。
アコースティックギターを胸に抱いて音を奏でるたびに、いつも鼓動が高まり、以前と変わらない感動の波が押し寄せてきます。